富山発を発掘!

富山に来たならここは外せない! 『富山オタクことちゃん』に聞いた、富山のディープな魅力5つ

富山発を発掘!

富山県で働いている、あるいはいつかは働きたい方に向けて、最前線で活躍するリーダーや注目企業、注目の人を紹介し、富山での新しい働き方を提案する『富山人材新聞』。

今回は“富山オタク”として有名な「ことちゃん」に、富山のディープな魅力についてお話を聞きました!

〈聞き手=石原たいぞー(富山人材新聞編集長)〉

徳田 琴絵(富山オタクことちゃん)
1992年生まれ。富山県南砺市出身、砺波市在住。生粋の富山っ子。自称『富山オタク』!趣味で、富山でアクションを起こす人に注目したメディア『#トヤマビト』をつくる。富山市内のインキュベーション施設HATCHのスタッフとしてイベント企画や広報、コミュニケーションサポートを担当。ライターとして、富山の魅力発信の活動の幅を広げるべく奮闘中!

24時間365日富山のことを考えている「富山オタク」

たいぞー
たいぞー

本日はよろしくお願いします! はじめにお聞きしたいのですが、富山オタクことちゃんは、どうして「富山オタク」と名乗り始めたんですか?

ことちゃん
ことちゃん

私は日本の伝統文化が色濃く残る富山県南砺市出身で、今はチューリップと散居の里・砺波市に住んでいます。

要するに、生まれも育ちも富山県なんですけど、富山の県外流出率ってまぁまぁ高くて、地元の友だちはほとんど県外に出て行っちゃったんですね。そんななか、なぜ私がずっと富山にいるかわかります?

たいぞー
たいぞー

さ、さぁ…

ことちゃん
ことちゃん

私、24時間365日富山のことを考えてるんです。オタク並みに富山のことが好きなんですよ!!!!

たいぞー
たいぞー

なんでそんなに富山のことが好きなんですか?

ことちゃん
ことちゃん

正直、学生時代は遊ぶところがなくて「つまらない」と思っていました。でも、社会人2年目のとき、富山県砺波市の観光大使「プリンセスチューリップ」を1年間経験したことで、富山のこれまで知らなかった魅力をたくさん知ってしまったんです…!

今は誰よりも富山を一番楽しみたいので、休日は1人で街歩きに出掛けたり、地域のイベントに参加したりしています。

普段フォローしているのも富山の自治体・企業・イベント会社のアカウントばかり。SNSが“富山カスタマイズ”されているんですね。毎日富山にまつわる情報がわんさか入ってくる状態です。

“富山カスタマイズ”されたタイムラインを眺めると、ワクワクが止まらない
ことちゃん
ことちゃん

あまりに富山が好きすぎて、趣味で富山の取材メディアも作りました。富山の素敵な「人」に会って話を聞くための口実を作るために企画を立てています。

はぁ、富山って掘れば掘るほど止まらない…沼だ…。

たいぞー
たいぞー

富山愛が強い…。ちなみにすぐ近くには石川県もありますが…?

ことちゃん
ことちゃん

えぇ? そんな余裕、あるわけないじゃないですか!

ごめんなさい
ことちゃん
ことちゃん

自分の好きな富山のことをもっとたくさんの人に知ってもらうための活動で精いっぱいですよ! 今朝なんて、富山に訪れた6人組に「この地図持っていって!」とマーカーでオススメスポットを書き込んでプレゼントしちゃいましたからね。

「富山が好き!」って言われると嬉しくなっておせっかい焼きたくなっちゃうんです。誰よりも富山県の地図をバラまいている自信があります。

これはいい富山の話が聞けそう…!

富山オタクがプレゼン! 富山の魅力5つ

たいぞー
たいぞー

そんな富山オタクことちゃんに、ぜひ富山の魅力をプレゼンしてほしいです!

ことちゃん
ことちゃん

うーん、たくさんありすぎてめちゃくちゃ悩みましたが、頑張って5つに絞ってみました!

富山の魅力1. いつでも春を感じられる。360万本のチューリップが咲き誇る場所

ことちゃん
ことちゃん

富山といえば、やっぱり県花でもあるチューリップ。実際に、チューリップの球根の生産量は日本1位なんです!

たいぞー
たいぞー

そういえば以前テレビでチューリップのお祭りのニュースを見たことがある…! チューリップの咲く春に行ってみたいと思っていました。

ことちゃん
ことちゃん

実は、富山には1年中チューリップを見ることができる場所があるんですよ!


富山県砺波市にあるチューリップ四季彩では、冷蔵栽培などを駆使して、1年中満開のチューリップが見られます。あまり知られていないのですが、いつでも春を感じられる、超インスタ映えスポットです。

ことちゃん
ことちゃん

ちなみに、最近私が注目しているのは「バレリーナ」という、香り高く、鮮やかなオレンジ色が珍しい品種。明るい陽の光のようなチューリップは、見るたびに笑顔になりますよ!

見るだけで元気になるチューリップ「バレリーナ」

富山の魅力2. 米生産量日本一! 立山連峰から流れ込む美しい水で育まれたお米は絶品。

ことちゃん
ことちゃん

富山に来たら、ぜひ味わっていただきたいのはお米ですね。

たいぞー
たいぞー

へぇ。お米といえば、北海道や新潟、秋田などのイメージが強いんですが…

ことちゃん
ことちゃん

実は皆さんの身近にもある、レンジでチンして食べられるレトルトのお米は、富山県産のものが多いんですよ。富山では3000m級の立山連峰から海底1000mに流れ込む水がとても綺麗なのが特徴。昔から治水も丁寧に行われてきたので、米の栽培にはとても向いているんです。

水田の連なる散居村の夕日は富山ならではの絶景

(参照:https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu011042/

富山の魅力3. 富山湾の冬の王者「氷見の寒ブリ」。山頂でぶりしゃぶも!? 

氷見漁港、冬のセリの様子(写真:富山県氷見市)

(参照:https://www.kitokitohimi.com/uploaded/attachment/1002.JPG

ことちゃん
ことちゃん

そして、私たち富山県民がとても楽しみにしているものが「寒ブリ宣言」というものなんです。

たいぞー
たいぞー

寒ブリ宣言?

ことちゃん
ことちゃん

ブリが獲れはじめてから、ブリの大きさや数量、形などを判定委員会がチェックしたあと、本格的なブリシーズンが迎えたことを周知するための宣言なんです。県民は冬になるとその宣言を心待ちにしていて、出たら安心してブリしゃぶを始めるんです(笑)。


富山は海と山が近いので、海でも山でもブリしゃぶを楽しめますよ。私は山頂でブリしゃぶをしたこともあります。おいしかったなぁ。

富山オタクことちゃん:

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これは県外ではできない経験かも…!

富山の魅力4. 自家用車通勤・通学率No.1! 海と山を望むドライブが楽しめ

ことちゃん
ことちゃん

これは住んでいるからこそわかる魅力なのですが、富山でのドライブは最高に楽しいんですよ!
パノラマの景色を楽しみながら爆音で好きな音楽をかけたり、勉強する教材を聴いたりする時間は至高です。


好きなタイミングで荷台に釣り竿を乗せて釣りに出かけたり、登山道具を乗せて山に登ることもできます。海や山が近いので、仕事後などにふらっと遊びに行ってます!

たいぞー
たいぞー

それは一回やってみたい…!

富山の魅力5. 新しい働き方を促進! コワーキングスペースが続々と誕生中。

富山駅から歩いていけるコワーキングスペース「とやまビジネスインキュベーション 中央通りオフィス HATCH」
ことちゃん
ことちゃん

そして、実は最近、富山では「コワーキングスペース」が続々と誕生しているんです。

たいぞー
たいぞー

富山の人は安定した、堅めの仕事を探す印象があるので、意外でした。

平日の日中、ぜひ使ってみては?
ことちゃん
ことちゃん

確かに、ほんの少し前まではそうでした。

最近は、富山でも多様な働き方をしている人がいることにいろんな人が気付きはじめていて、「コワーキングで働く」という在り方が徐々に浸透してきたなと感じています。私もそのおかげで、好きなことで活動できるようになっています。

ことちゃんとここで会えます!

富山は「富山を好き」な人を排斥しない。今後富山へ移住する人へ

ことちゃん
ことちゃん

…と、ここまで散々富山の魅力的な土地や食についてプレゼンしてきたのですが、実は私が富山で1番推したいのは「人」なんですよ。

たいぞー
たいぞー

人…ですか…?

ことちゃん
ことちゃん

そう。みんな「富山にはなにもないちゃ」と言うけど、聞けば何かしらのオススメが必ず出てくる。自分の地元をちゃんと知っていて、語れる人が多いのが富山のいいところなんです。

熱く語ることちゃん
ことちゃん
ことちゃん

それに、富山の人はいい意味でプライドがないというか…謙虚で質実剛健な人柄だと言われます。だから、県外から誰かが来たとしても、富山を気に入ってくれた人は絶対に排斥しない。

たとえ恥ずかしがり屋さんでも、「富山が好き」と伝えた途端、急にウェルカムな対応になって、いろんな場所や人を紹介してくれるんですよ。

もしも、今後富山移住を考えている人がいるのなら、富山を好きな気持ちさえあれば交わっていけると思います。

たいぞー
たいぞー

たしかに、富山の人は東京から来た僕にも家族のように接してくれて嬉しかったなぁ…。ちなみに、移住してきた人が富山にうまく馴染んでいくにはどうしたらいいですか?

富山に転勤した数年前をしみじみと思い返すインタビュワーたいぞー。
ことちゃん
ことちゃん

私は「コミュニティ」に入れるかどうかによって生活が決まってくるんじゃないかと思います。実は私はもともと、地元の専門学校を出てから病院で働いていたんです。当時は家と病院との往復をするだけで、特に他の人と交わらなくてもある程度満足する生活を送っていました。

たいぞー
たいぞー

そうだったんですか。いまのことちゃんからはイメージつかないですね…!

ことちゃん
ことちゃん

自分でもそう思います(笑)それが、ある人との出会いをきっかけにして、コワーキングスペースを知り、「富山でもこんな働き方やライフスタイルがあるんだ!」というのを知りました。間口を広げることで見える世界が変わる。自由な働き方が「特別」じゃなくて「普通」になる。

だから、富山に移住してきた人はもちろん、今富山に住んでいる人にも楽しく交わる場所を知って、出入りしてもらいたいですね。

たいぞー
たいぞー

富山がどんどん魅力的な場所になるきっかけになりますね。それでは最後に、今後富山オタクことちゃんがチャレンジしていきたいことを教えてください!

ことちゃん
ことちゃん

県外の人にも「富山おもろいやん!」と思ってほしいし、新しいことに触れられる場所になってほしいので、今後は企業と企業、街と企業などを繋いでおもろいことをするために一役買えるといいな。出る杭をどんどん出していきたいですね。

たいぞー
たいぞー

ありがとうございました!

インキュベーション施設HATCH(ハッチ)で富山の魅力を味わおう

「富山の魅力を知ってほしい!」という熱い想いがひしひしと伝わってきた今回の取材。富山の定番観光スポットはもちろん、もっとディープな富山を知りたい人は、ぜひ富山オタクことちゃんが在籍するインキュベーション施設HATCH(ハッチ)を訪れてみてください。

富山の魅力に触れ、人に触れ、コミュニティに触れているうちに、あなたも気付けば富山大好き民になっているかも…。

​​取材=石原 たいぞー(富山人材新聞編集長)(@taizojp
文章=高尾 有沙(@arisa_takao
編集=いしかわ ゆき(@milkprincess17
デザイン=ゆーと(@yuto_higohashi

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